熱源は電気なのでガスがいらず、最大1kg、最小100gと汎用性にも優れる業務用焙煎機「Bullet R1V2」を2年以上使用している筆者がレビュー、解説します。
aillio Bullet Roaster R1V2

◆590,000円(税込)※送料、発送前点検作業含む。

※売り切れとなっている場合もCONTACTより問い合わせると販売していただける場合があり
仕様

✔︎コンパクトかつパワフルな業務用ロースター
- 熱源:IH
- 焙煎温度:最大245℃
- ドラム:5.9ℓ鉄製
- 焙煎容量:最小100g~最大1000g
- 月間焙煎量:100㎏未満
- 電圧:単相200V(50/60HZ)
- 消費電力1550W

通常の電気式と違いIH式でドラムを関節的に加熱する機構により熱のかかり方がガス式に近くなるよう設計されている。
大きさ・重さ

✔業務用としては随一のコンパクトさ
- 幅31㎝/奥行59㎝(クーリングトレイ込みで75㎝)/高さ42㎝で、フジの1キロ(奥行91㎝)と比較してもかなりコンパクト。
- 重さ18kgでフジの1キロ69kgと比較すると約4分の1と超軽量で、一人でも容易に移動できる。
コントロールパネル

✔︎操作がしやすくシンプルなコントロールパネル。
豆の温度・・・現在の豆温度を表示
ドラム温度・・・現在のドラム内温度(IBTS)を表示(RoRの表示に切り替え可能)
焙煎時間・・・現在の焙煎時間を表示(予熱の時間も計測して、焙煎開始から切り替わってカウントしてくれる)
火力パワー表示・・・現在設定されている火力(0〜9の9段階)を表示
ファンパワー表示・・・現在設定されているファンパワー(0〜9の9段階)を表示(切り替えてドラムの回転速度1〜9の9段階)を表示

調整できる火力1〜9の9段階は9を100%とすると、以下のような数値となり、最低出力を1の20%として、ほぼ10%ずつ段階的上がっています。ガス式のようなピンポイント調節は不向きですが、感覚として捉えやすいかも。
焙煎管理ソフト(RoasTime)

✔︎R1専用の焙煎管理ソフト「RoasTime」
- ドラム内温度(IBTS)を線グラフで表示
- 豆温度を線グラフで表示
- RoR(1分あたりの上昇温度)線グラフで表示
- それぞれのバロメーターが占める割合を表示
- 現在の状態(時間、RoR、豆温度、ドラム内温度)を表示
- 焙煎終了時の状態(時間、RoR、豆温度、ドラム内温度)を表示
- 生豆時の重量と焙煎終了時の重量と、その差を表示
aillioユーザー同士で「RoasTime」のプロファイルを共有したり、公式からのお知らせを受け取ったり、R1についての質問やコメントを投稿できる専用のサイト(現在のところ全て英語…。)
設置に必要な設備

✔︎設置するのに必要な設備は200Vコンセントと、排気設備のみ。
200Vのコンセント・・・賃貸でも管理会社なら確認すれば設置可能。
基本は、120V(エアコン用等)コンセントとの付け替えになり、価格は7,000円〜。※賃貸は退去時に元のコンセントに戻す必要があるので注意。

代理店様によれば、工事をしてコンセントを設置が推奨だが、それが難しく変圧器を使うのであれば、日本製の上記商品などが良いとの事。変圧器の価格は6万程度と高額で工事費用(7000円~)の方が断然安い。
排気設備・・・キッチンのレンジフード下で焙煎するか、換気扇までダクトを伸ばせる状態なら問題ない。
設置場所付近にそれらが無い場合は、別に用意する必要がある。
実際にaillio用の排気ダクトを自作した筆者が解説した記事がこちら☝
排気の問題が一番のハードルだと思うので、しっかりと確認が必要。
まとめ
以上、小型焙煎機「aillio Bullet Roaster R1V2 」を解説しました。
✔︎業務用小型焙煎機aillio Bullet Roaster R1V2
デンマークで設計されたコンパクトかつパワフルな業務用ロースター
✔︎aillio Bullet の計器
「火力」「排気」「ドラムの回転速度」を9段階で調節が可能
✔︎焙煎管理ソフト(RoasTime)
豆温度や庫内温度、RORなどを表示する焙煎管理ソフトと連動
✔︎設置に必要な設備
設置するのに必要な設備は200Vコンセントと、排気設備のみ。
以上、2年以上使用している筆者が「aillio Bullet Roaster R1V2」を紹介させて頂きました。
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