コーヒーの焙煎中に出る煙を吸引して屋外に排出してくれる排気ダクトについて
aillio用に自作した排気ダクトと既製品のおすすめを紹介します。
自作排気ダクトの材料

ダクトファン本体と、フレキホースをホースバンドで繋げるだけ。費用総額約二万円。
必要な物
- ダクトファン
煙を吸引して、外に排出する風を送る機械。筆者はaillioに使っているので、使用環境温度60℃の物を使用しているが、他の焙煎気で使用するのは厳しいかも。
- スナップキャップ
今回使用するダクトファンにコンセント?がついていないので、こちらを使用する。取付の参考動画はこちら
- フレキホース
吸引する煙や排気する煙の通り道になる。油や汚れがたまり火事の原因になりかねないので、定期的に取り換える必要があり。
- ホースクランプ
ダクトファンとフレキホースを装着、固定するのに使用。
あると良いもの
- 漏電遮断器
筆者はダクトファンのコンセントのアースを取り付けていないので、こちらを使って対策。(事故の可能性を軽減するための物)
- ダクトパネル
煙を排出する排気口を作るのにこちらを使用。窓や既存の換気扇から排出するなら必要ない。
- ダクトコネクタ
ダクトパネルとフレキホースを接続するのに使用。取付方法は下記の参考動画を参照。
動画をご覧いただければわかるように、焙煎用の排気ダクトではありません。
筆者が使用するaillioの場合、他の焙煎器と比べ排気温度が低いので使用しておりますが、使用状況により異なるので、目安の一つ程度に考えて頂き、自作する場合はお使いの焙煎器と合わせてしっかりお調べください。
そして、排気温度が高温だったり、自作するのが困難な場合におすすめがこちら☟
コーヒーロースター専用チャフコレクター&クーラー
◆44,500円(Amazon)

焙煎器専用排気ダクトとしては唯一の既製品かも。
チャフの回収と焙煎後の豆を冷やすクーラーとしても使えるお値段以上な優れモノ。
仕様

- 電圧:100V
- クーリング容量:700g
- 風量:300㎥ /h
- 使用素材:ステンレススチール、GI、CR粉体塗装
- 配管:吸入管の長さ:1.5m、直径:50mm/排気管の長さ:3m、直径75mm

配管は柔らかく破れやすいので、取り扱いには少し注意が必要です。
大きさ・重さ

- 幅25㎝/奥行30㎝/高さ44㎝(クーラーセット時)とやや大きめ。
- 重さ10kgで取り回しに問題はない。
- ダクトホース(吸入管1.5m)(排気管3m)の合計約4mと長い。ホース直径は50㎜。
チャフコレクター&クーラー機能

排気ダクト機能のほかにチャフコレクターやコーヒークーラーとしての機能も併せ持っています。
- 吸気管から吸引された煙や空気とともに、チャフ(コーヒーの薄皮)を吸引、分離します。
- 焙煎終了時は吸気管を外し、トレーを乗せることで一度に800gまでコーヒーを冷却するクーラーになります。

排気ダクトにチャフコレクター、さらにはクーラー機能まで備えた一台三役の優れもの。
まとめ
以上、排気ダクト自作と、コーヒーロースター専用チャフコレクター&クーラーのおすすめを解説しました。
- ダクトファン
- スナップキャップ
- フレキホース
- ホースクランプ
※漏電遮断器、ダクトパネル、ダクトコネクタ
- 風量300㎥/hで焙煎の煙を排気
- チャフコレクターとしてコーヒーの薄皮(チャフ)を吸引
- 焙煎後の豆を最大800gまで冷却するクーラー機能
焙煎する上で高い壁となるのが排気についての問題。
快適に焙煎するための大切なポイントですが、チャフやコーヒーの油は火事の原因にもなり、危険なのでしっかり調べ、対策してから検討、導入しましょう。
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