「サンプルロースターを買いたいけれど、色々あってどれにすればいいかわからない」
こんな方に向けて、サンプルロースターのおすすめをタイプごとに紹介します。
サンプルロースターとは
◆サンプルロースターとは
業務用の焙煎機で焙煎する前のサンプルを焙煎する為の小型焙煎機の事を指しています。
ただ、近年はこのサンプルロースターをメインにして商売をしたり、趣味として焙煎をする方も増えています。
サンプルロースターの種類
サンプルロースターと一言にいっても、その種類は様々で、それぞれ扱い方が変わります。
手回し式(直火・ガス)「珈琲考具ロースター」
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◆19,800円ほど
◆初心者向け
- ガスコンロで焙煎
- ハンドルを回すことでドラムが回転
- ドラムに開いた穴から直接火をあてる
- 豆投入口とドラムの穴から排気
手回し焙煎機の入門におすすめです。似たタイプの「アウベルクラフト焙煎機」と比べて、ハンドルが外側にあるので、熱くない。火までの距離が近い。などの違いがあります。
ハンドルを回すスピードと火力の調整のみなので、比較的簡単です。
手回し式(半熱風・ガス)「ユニオンサンプルロースター」
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◆41,000円ほど
◆中級者向け
- ガスコンロで焙煎
- ハンドルを回すことでドラムが回転
- ドラムに穴が無く、直接火があたらない
- 排気が投入口のみ
手回し焙煎機の本格派。中級者~上級者まで使えるポテンシャルがあります。
ドラムに厚みがあるので蓄熱性が良く、弱火でもキレイに焼く事ができます。
ですが、ドラムに穴が無いので、排気が悪く、深煎りにすると燻臭が付きやすいなど、難しいところもあるります。
自動式(半熱風・ガス)「カルディーワイド400」
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◆137,000円ほど
◆上級者向け
- ガスコンロで焙煎
- ドラムが自動で回る
- ドラムに穴が無く、直接火があたらない
- 別売りのチャフコレクターで排気の調整ができる
- 温度計で排気と豆温度を管理?できる
自動でドラムが回転して温度管理と排気調整ができるので、業務用に近いのが特徴です。
操作できることが多いので、上級者におすすめです。味の再現性も高く、業務用を扱うための練習にも良いかもしれません。別の上位機種もありますが、一度の焙煎量が最低200gなので、家庭用としても優秀なこちらが使い勝手が良いので、おすすめです。
全自動式(直火・電気)「サンドボックススマートロースター」
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◆110,000円ほど
◆誰でもOK
- 電気(ハロゲンヒーター)で焙煎
- ドラムが自動で回る
- ドラムに穴が開いていて、直接熱をあてる
- 内臓機能で自動で排気
- 熱源のパワーと豆温度を管理?できる
余熱をして、豆を入れたら、全自動で焙煎ができるので、誰でも使えます。
マニュアルモードもあり、自分で調整しながらの焙煎もできますし、全自動モードのプロファイルも新しい焙煎レシピが更新されていくので、色々と試せます。
ただ、焙煎中の豆が確認しずらく、マニュアルでの焙煎には少し難があるとの意見もあります。
業務用(直火or半熱風・ガス)「富士ローヤルディスカバリー」
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◆560,000円ほど
◆業者向け
- プロパンや都市ガスを繋ぎバーナーで焙煎
- ドラムが自動で回る
- 受注生産なので購入するときに、直火か半熱風で選択する
- 内臓機能で調節して排気
- 豆温度、排気温度、熱源のガス圧すべて管理?できる(専用ソフト有り)
業務用をそのまま小型化した、正真正銘の業務用焙煎機です。
焙煎量は100g~250gと少量なので、サンプルロースターとしてプロも愛用しています。
ガスを引いていないと使えない、排気可能な置き場所を確保する、など、業務用ならではの問題と資金面が解決できるならこちらがおすすめです。

SCAJの焙煎競技会でも使用される正真正銘の業務用焙煎機です。

フジローヤル機専用ソフト「ロースティングコンパス」
中点温度と中点時間を自動検出。
焙煎中の中点、ハゼのタイミングもワンクリックで記録。プロファイルを読み込み、過去のデータと比較検討可能となっています。
業務用(電気)「BULLET ROASTER R1 V2」
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※売り切れとなっていますが、CONTACTより問い合わせると販売していただける場合があります!
◆545,000
◆業者向け
- 電気でドラムを加熱して焙煎
- ドラムが自動で回る
- 直火や半熱風のどちらでもないが直接火があたらない半熱風に近い
- 内臓機能で調節して排気
- 豆温度、排気温度、熱源パワー、すべて管理?できる
デンマーク製で、実際にお店でも使われている、電気式の焙煎機。
少量200gほど~最大1kgほど一度に焙煎できて、仕上がりも申し分ないようなのですが、海外製なので、現在まともに取り扱っている代理店がなく、自分で輸入できなければ、手に入れるのは難しいというのがネックです。

日本でも取り扱い始めた代理店様が見つかりました!
代理店
代理店によるアフターフォローも充実しているようなので、海外製で不安がある方にも安心です。
※売り切れとなっていますが、CONTACTより問い合わせると販売していただける場合があります!

ailIio独自のプロファイル管理ソフトにより、多角的な温度管理と、火力、排気コントロールを実現しています。
まとめ
以下の表にそれぞれの特徴をまとめました。
商品名 | 価格 | 難易度 | 熱源 | 焙煎方式 | 焙煎量 |
珈琲考具ロースター | 19,800円 | 初心者 | ガス | ガス+直火 | ~150g |
ユニオンサンプルロースター | 41,234円 | 中級者~ | ガス | ガス+伝導熱 | 100g~500g |
カルディーワイド400 | 137,160円 | 上級者 | ガス | ガス+半熱風 | 200g~400g |
サンドボックススマートロースター | 110,000円 | 誰でも | 電気 (ハロゲン) | 電気+輻射熱等 | 100g |
富士ローヤルディスカバリー | 563,750円 | 業務用 | ガス | ガス+直火or半熱風 | 100g~250g |
BULLET ROASTER R1 V2 | 545000円 | 業務用 | 電気 | 電気+伝導熱 | 200g~1000g |
ご覧いただいてもわかるように、それぞれ価格も、性能も、使い方も違います。
自分に合ったものを選ぶための参考にしてください。
今回ご紹介した焙煎機は、差はあれど、どれも自分で焙煎している楽しみや、こだわりを持った味づくりができるものだと思います。
コーヒー沼のお供に、お連れくださいませ。
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