自家焙煎の需要の高まりとともに、小型焙煎機の注目度が増しつつある昨今。
そこで今回は小型焙煎機の購入を考えている方に向けて、実際に多数の焙煎機を使用した経験のある当サイト管理人おすすめの小型焙煎機をランキング形式で解説します。
小型焙煎機の選び方
小型焙煎機を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「2つのポイント」をご紹介します。
①直火or熱風?まずは焙煎方式を確認する
焙煎機はドラムと熱源の構造により「直火式」か「熱風式」、または両方の特性を併せ持った「半熱風式」の3タイプにわけられます。一般的に直火式は深煎り、熱風式は浅煎りを得意とする傾向があるので、選ぶ際は考慮したいところ。
迷ったらオールマイティな半熱風式がおすすめ

焙煎方式で迷ったら、操作により「直火式」と「熱風式」のどちらの特性も出すことができる「半熱風式」がおすすめ。とりあえず始めてみたいのであれば、排気の調整も可能(本格的な運用なら別売りのチャフコレクターが必要)な上記の焙煎機がコスパよく扱えます。
手軽で安定感がある熱風式は初心者向き

「熱風式」の焙煎機は熱が均一に入りやすく失敗が少ないのが特徴。小型のものは基本的に全自動なので、物足りなさはあるものの、だれでも簡単に焙煎できるのは嬉しいところ。

まずは「直火・熱風・半熱風」と「ガス・電気」のかけ合わせで、自分の使い方に合うタイプを絞り込むのが失敗しないコツです。
②ガスか電気か熱源を確認する
焙煎機が熱源として利用するのがガスか電気かでも、操作や味わいに違いが出ます。熱源がガスの場合、焙煎機内やその周辺の空気も温まるため、対流熱の効果を得やすく好まれる傾向にありますが、ガス栓直結の場合は設備面や設置場所が問題となりやすいのが難点。電気の場合はガスのような味わいを出すことは難しいものの、省スペースで設置場所に困りにくいのが利点です。
小型のガス焙煎機は「CR600」がおすすめ

小型のガス焙煎機では数少ない「ガス圧計」を搭載した機種。価格は40万円前後(参考価格・変動あり)と一見高めですが、業務用としてもギリギリ使える焙煎容量600gであることを考えると、むしろ安いくらいだといえます。
コスパ最強の電気焙煎機「Kaleido Sniper M1」
熱源が電気の焙煎機で「火力」「排気」「ドラムの回転速度」を操作でき、データログを確認しながら本格的な焙煎ができる機種。焙煎量は50g〜200gと少なめですが、初心者には申し分のない性能を有しており、価格は約20万円前後(参考価格・変動あり)と、同系統の他のものと比べて非常にコスパが良いのが魅力です。

ガスは味づくりの幅が広い反面、設置のハードルが高め。まず電気式から始めて、物足りなくなったらガスを検討する流れがおすすめです。
小型焙煎機6種
おすすめ人気ランキング
おすすめのコーヒー小型焙煎機をランキング形式でご紹介します。なおランキングは、実際に使用したものや、代理店などから情報を得て、独自の見解で順位付けを行っています。(2026年6月更新)
1位 ロングセラーの王道手回し焙煎機
ユニオンサンプルロースター
✔︎誰にでも、どこまでも使える元祖手回し焙煎機
焙煎を始めたい初心者の最初の1台にはもちろん、小さなカフェでの自家焙煎用にも使えるオールマイティな焙煎機。構造がシンプルなので扱いやすく、感覚的に焙煎を理解するのにも適しています。価格の手頃さと使い勝手の良さが、長年支持される理由です。
| 価格 約40,000〜70,000円 | 焙煎容量 〜約450g |
| 焙煎方式 半熱風に近い | 対象 中級者〜 |
| 熱源 ガス(コンロ) | 業務用度 ★★☆☆☆ |
※価格は参考価格(変動あり)。焙煎容量は目安で、安定して焼くなら少量での運用がおすすめ。
2位 省スペースでハイスペックな新定番
aillio BULLET ROASTER R2 PRO

✔︎省スペースでガス設備のいらない高性能な本格派のIH焙煎機
最大焙煎容量1.2kgと、小型焙煎機としては業務用に匹敵する性能を有しながら、極めて省スペースかつ熱源も電気(IH)なので、小さな喫茶店に設置する際の取り回しの良さが魅力。専用ソフトをダウンロードしたPCと連動することでデータログも記録できる、新時代のハイスペック小型焙煎機です。
これまで国内で最も売れた小型焙煎機のひとつ「R1 V2」は2026年に在庫限りで終売となり、現在は後継の新型「R2」「R2 PRO」へと世代交代が進んでいます。R2 PROは最大2300Wのパワーと14段階の火力調整、フィルター清掃アラートなどを備え、前モデルR1からモジュールが刷新され、より精密で強力になっているのが特徴です。
※R1 V2を3年以上使用したレビューと新型R2シリーズの詳細は、下記の関連記事で解説しています。
| 価格 約55万〜63万円 | 焙煎容量 100g〜1.2kg |
| 焙煎方式 半熱風(IH) | 対象 中級者〜 |
| 熱源 電気(IH) | 業務用度 ★★★★☆ |
※価格は参考価格(変動あり・モデル/代理店により異なる)。最新の販売状況・価格は各正規代理店にてご確認ください。
3位 汎用性の高いラインナップの英国製小型焙煎機
Cormorant Roasters CR600

✔︎熱源はガスと電気の2タイプから選べる
焙煎容量に対するコンパクトさは随一で、30Lのオーブンレンジと同じくらいのサイズ感。熱源がガスと電気の2タイプから選べるので、焙煎環境に応じて選べるのも嬉しいところ。カズコーヒーから購入すれば、データログ(Artisan)の設定もサポートしてもらえるので、こちらからの購入がおすすめです。
| 価格 40万円前後 | 焙煎容量 50g〜600g |
| 焙煎方式 半熱風 | 対象 中級者〜 |
| 熱源 ガスor電気 | 業務用度 ★★★☆☆ |
※価格は参考価格(変動あり)。
4位 高コスパな家庭用ハイテク焙煎機
Kaleido Sniper M1 Standard
✔︎ハイスペックなマニュアル小型電気焙煎機
本格的な焙煎に必要な機能(火力コントロール・ドラムスピード・排気・データログ)を搭載しつつ、価格はしっかりと抑えられた本機。焙煎容量も50g〜200gと、家庭用としてもサンプルロースターとしても使いやすいサイズで、最初の1台としても検討する価値は十分にあります。
| 価格 約208,000円 | 焙煎容量 50g〜200g |
| 焙煎方式 直火に近い | 対象 初心者〜 |
| 熱源 電気 | 業務用度 ★☆☆☆☆ |
※価格は参考価格(変動あり)。
5位 焙煎容量と価格がちょうど良い
KALDI ワイド400

✔︎別売りのチャフコレクターを接続すればより本格的な焙煎が可能
別売りのチャフコレクターで排気の調整も可能。熱源は基本的にカセットコンロなどが想定されるので、火力があいまいになりやすいのがネックですが、その分コスパが良いことや、焙煎容量がちょうどよいことから、家庭用から小さなカフェの自家焙煎まで、様々なシーンでの活躍が期待できるのは嬉しいところです。
| 価格 約168,000円 | 焙煎容量 200g〜400g |
| 焙煎方式 半熱風 | 対象 初心者〜 |
| 熱源 ガス(コンロ) | 業務用度 ★★☆☆☆ |
※価格は参考価格(変動あり)。
6位 業務用サンプルロースターの定番
富士ローヤル ディスカバリー
✔︎プロ御用達の業務用サンプルロースター
業務用をそのまま小型化した、正真正銘の業務用小型焙煎機。
焙煎量は100g〜250gと少量であることから、プロの現場ではサンプルロースターとして使われます。品質は申し分ないものの、焙煎容量に対して価格が高めなことと、完全受注生産で納期まで期間があくのがネック。別売りの純正データロガー「ロースティングコンパス」を使うことで、プロファイルのログを保存できます。
| 価格 約679,000円 | 焙煎容量 100g〜250g |
| 焙煎方式 直火or半熱風 | 対象 〜上級者 |
| 熱源 ガス | 業務用度 ★★★★☆ |
※価格は参考価格(変動あり)。受注生産のため納期は要確認。
まとめ
今回は業務用小型焙煎機(サンプルロースター)のおすすめを6機種、ランキング形式でご紹介しました。
選ぶ際は✔︎「焙煎方式」「熱源」「焙煎容量」「予算」の4点を軸に比較するのがポイントです。初めての1台なら操作が直感的なユニオンサンプルロースターやKaleido Sniper M1、業務利用まで視野に入れるならaillio BULLET R2やCR600がおすすめです。ご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。




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