コーヒー焙煎温度管理表のデータの提供と、作成ツールなどもろもろを紹介します。
コーヒー焙煎温度管理表

まずは当サイトが作成、PDFでダウンロード、PCやスマホから印刷できる温度管理表をご覧ください。
☝︎スマホならメモ帳などのアプリにコピーして印刷可能です。
- 実用性(記入項目が多すぎると焙煎自体に集中できない)
- プロファイルの比較しやすさ
- 利便性(1枚の紙に6つのプロファイルを記入できる)

主に簡易、小型焙煎機向けの温度管理表なので、火力やダンパー、排気ファンの記入欄は設けておりません。
焙煎温度管理表例
当サイトが作成した表以外にも、ロースターの方々が使っている表を紹介します。

プロのロースターの方が使用している管理表。業務用向けなので、ドラム温度、温度上昇(分/℃)、排気温度、ガス圧など、様々な項目を具体的に記入していく仕様。

焙煎時間30分までを想定して作られており、シンプルなので簡易焙煎にも良いかも?
無料で使える焙煎表制作ツール

表作成ツールとして有名なのはExcelは便利ですが有料。そこで無料で使えるおすすめソフト「Googleスプレッドシート」を紹介します。
Googleスプレッドシート

- 表作成ツールとしての基本性能はバッチリおさえられている
- 無料で使える
- PCでもスマホでも編集可能
- ほぼリアルタイムでの自動保存
- Excelと互換性あり

冒頭で紹介している表もこのソフトで作っています。
焙煎日・・・焙煎した日にち。
天気・・・焙煎はその日の天候によっても進行が変化するで、天候、少なくとも気温は記入がおすすめ。
投入量・・・焙煎機に入れる生豆の量。
投入温度・・・焙煎機に豆を投入する時のドラム内温度か排気温度。
中点・・・豆を焙煎機に投入してから度温度が下がる。下がり切った時の温度。下がり切った時間も記入しても良いかも。
毎分ごとの温度・・・毎分ごとの温度を記入。当サイト作成の表では中点後となる2分から記入。
RoR・・・毎分ごとの上昇温度。
ガス圧(火力)・・・ガス圧(hPa)や火力(%)など、火力操作の数値。
ダンパー・・・排気ファンやドラム外部につながる排気弁。この弁の開き加減を記録する場合がある。
排気ファン・・・ドラムから煙やチャフを排出するために吸引する装置。このファンの操作も記録する場合がある。
生豆の水分・・・コーヒー専用のものや穀物用の水分測定器を用いて、豆に含まれる水分の割合を測定。これを記録する場合がある。
アグトロン・・・焙煎した豆の色を数値で表したもの。専用の機材を用いて測定する。これを記録する場合がある。
焙煎表を使うメリット

コーヒー焙煎初心者にこそ!焙煎の具体性や再現性を高めるために、記録、管理する事がおすすめです。
- 記録しながら考える事で具体性のある焙煎につながる
- 管理して、比較する事で再現性やクオリティーアップにつながる
- 記録しながら焙煎する事で、細かい変化に気づき対応できる
ざっくり考えただけでも以上のようなメリットがあげられます。不慣れな内はわずらわしいかもしれませんが、少しづつでもトライしてみる事をおすすめします。
自家焙煎コーヒーの名店がどのような焙煎をしているのかプロファイルや考え方を紹介している本書。掲載されているいくつかのロースター様が実際に使用している温度管理表も見る事ができるので、本格派の方は読んでみる事をおすすめします。
以上、コーヒー焙煎温度管理表と、その作成ツールについて解説しました。
焙煎機や焙煎法などでも記録する内容は人それぞれ変わってくると思いますので、自分に合った記録方法を見つかられるよう、色々試してみてくださいね。
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