スペシャルティコーヒー専門店等でよく使われている「フレンチプレス」
なぜスペシャルティコーヒーの抽出に使われるのか理由の考察と、定番商品「BODUMブラジル」の紹介をします。
フレンチプレス「BODUMブラジル」
◆1,699円(Amazon)
※Amazonのセールで頻繁に安くなっているので、タイムセールやプライムセールでの購入がおすすめ。
使い方
サーバーに粉を移し、2回に分けてお湯を注いで、4分たったらフランジャーを下げて完成。
1. 16〜18gの粉を入れる
・浅煎り:18g
・中〜中深煎り:17g
・深煎り:16g
粉の挽き目は中挽きで、ミルっこのダイヤル6にしてます。
2. 沸騰直後の熱湯を2回に分けて注ぐ
・一投目:全体の湯量の3分の2(180cc)注いで、30秒蒸らす(※)
・二投目:残りの3分の1(120cc)を注ぐ。
お湯は勢いよく回しながら注ぎましょう。
(※)蒸らし
一投目を注いで30秒〜1分程度待って粉とお湯を馴染ませて二投目以降の抽出の準備をすること。
3. 蓋をして4分経過するまで待つ
この時の4分とは抽出開始(一投目投入時)から計測して4分です。
注湯したあとにステア(混ぜる)レシピもあったりします。
4. 4分が経過したらゆっくりとプランジャーを下げる
フランジャーは約6秒程度の時間をかけてゆっくりと下げます。
プランジャーを下げる時に勢いよく下げてしまうと、粉が攪拌されたり、微分の混入が増えたりと雑味の原因になるので注意。
カップに注いで完成☕️
抽出が進んで雑味の原因になるのでフランジャーを下げて抽出が完了したら、すぐにカップか別のサーバーに移しましょう。
コーヒーの抽出には珍しく沸騰したてのお湯を使っているところには、成分を出し切り高濃度のコーヒーを抽出しようという狙いがうかがえます。
コーヒーオイルを濾過せず抽出できるので、口当たりなめらかで、浸漬式の強みである濃厚な味わいに。
主な特徴
1929年、イタリア人のアッティリオ・カリマーニというデザイナーが作った物で「コーヒープレス」と呼ばれていたものがフランスで広まり「フレンチプレス」と呼ばれるように。
浸漬式
浸漬式はコーヒーの粉をお湯に浸し、漬ける抽出方法のこと。
粉をお湯に浸して抽出するので、時間や量の管理が容易で再現性が高く、初心者でも一定の味わいを出せるのが特徴といえます。
そしてこの浸漬式の定番とも言えるのが今回紹介しているフレンチプレスもとい「コーヒープレス」なんです。
金属フィルター
コーヒーをろ過する時に使われるフィルターは紙、布(ネル)、金属、セラミック、の主に4種類
フレンチプレスはこのうちの「金属フィルター」に該当しておりコーヒーオイルをろ過しないので、よりコーヒーの風味をダイレクトに抽出するのが特徴です。
浸漬式で余すことなく抽出した成分を逃さず楽しむことができます。
BODUMのフレンチプレスの種類は様々
BODUMのフレンチプレスは「ブラジル」「ケニア」「シャンボール」などデザインや材質違いでいくつかのモデルに分かれています。
今回紹介している「ブラジル」モデルは本家の「ブラジル」とはデザイン等が異なっているようですが、詳細は分からず…。日本流通限定モデルかなにかかも?(知っている方からのコメントお待ちしております。)
なお、それぞれのモデルでの味わいの違いには触れられておらず、違いがないと思われます。(こちらも確認が取れ次第追記します。)
関連動画紹介
クレバードリッパーについて、コーヒーのプロたちが考察されている動画を3本に厳選して紹介します。
フレンチプレスの淹れ方-MARUYAMA COFFEE
スペシャルティコーヒーといえば丸山珈琲。そして、この丸山珈琲では豆の個性を余すことなく感じてもらうために「フレンチプレス」が使われ、そのレシピが公開されているんです。
本記事で紹介しているレシピも本動画のレシピとなります。
フレンチプレスコーヒー キホンの「キ」
コーヒージャーナリスト岩崎泰三さんがフレンチプレスについて、概要や特徴、細かいポイントなどまるっと解説されている、まさにキホンの「キ」な動画になっています。
「表面の粉をブレイク(崩す)」や「抽出後はすべてカップに移さず少し残す」などちょっとしたコツなども丁寧に紹介されているのが◎
フレンチプレスコーヒーの美味しい淹れ方
東京のコーヒー専門店「LIGHT UP COFFEE」で代表を務める川野氏がコーヒーの品質をチェックする「カッピング」をルーツにしたフレンチプレスの抽出レシピを紹介しています。
コーヒーの品質をチェックするための「カッピング」にルーツを置いた当レシピは、自分の好みのコーヒーを探すためにもよいレシピかも。
まとめ
フレンチプレスの特徴とおすすめな理由を解説しました。
1929年、イタリア人のデザイナーが作った物で「コーヒープレス」と呼ばれていたものがフランスで広まり「フレンチプレス」と呼ばれるように。
浸漬式
コーヒーの粉をお湯に浸し、漬ける抽出方法。
時間や量の管理が容易で再現性が高く、初心者でも一定の味わいを出せるのが特徴。
金属フィルター
コーヒーオイルをろ過しないので、よりコーヒーの風味をダイレクトに抽出するのが特徴です。
コーヒーのプロたちが考察されている動画を3本に厳選して紹介。
スペシャルティコーヒーの名店が紹介するフレンチプレス抽出レシピは必見。
今回紹介する中では一番粉量の多い濃厚なレシピ。
コーヒーの中でも特に浅煎りを愛する(と筆者は感じている)川野氏のレシピは浅煎りに◎
以上、フレンチプレスの特徴とおすすめな理由について解説しました。
見た目にもおしゃれでドラマや映画で使われているのを目に(少なくとも筆者は)するアイテム。
もちろんおしゃれなだけじゃない、スペシャルティコーヒー専門店がこぞって使っている抽出器具ならではの、コーヒーオイルを感じられるとろみのあるコーヒーをお楽しみください。
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