「コーヒーの焙煎ってどうやってやるの?」
使う道具や人により様々な方法があるので、各手法でおすすめの動画をYouTubeより抜粋してまとめました。
コーヒー焙煎のやり方
コーヒーの焙煎の流れを決めるポイントになる要素は3つ。
- 焙煎機:焙煎専用の機材、手網や片手鍋を使う事も
- 生豆:焙煎する豆の量や品種、収穫年すう
- プロファイル:機材や豆の量、焙煎度や狙う味わいにより変わる
主にこの3つの要素が「コーヒー焙煎のやり方」になります。
コーヒーの焙煎はこの要素が少し違うだけで、やり方や味が変わります。ですが同じ(またはそれに近い)道具、量、銘柄で、実際に焙煎する様子を動画で確認する事で、かなり再現性を高めることができます。
それでは、プロを始めコーヒーユーチューバーの方などが焙煎する様子を見てみましょう。
手編み焙煎
・焙煎機材:手網(直径13㎝高さ4㎝)
・焙煎方式:直火式
・焙煎量:50g
・豆情報:コロンビア クレオパトラ
・焙煎度:浅煎り
・焙煎時間:11:00秒
・参照元:ひつじ珈琲(ひつ研)
焙煎の解説に移る前にお餅を使って、芯への火入れを説明もあり初心者に⭕️
焙煎後に抽出してから考察もあり、再現しやすいのも良い。
片手鍋焙煎
・焙煎機材:片手鍋(直径16㎝高さ7.5㎝)
・焙煎方式:半熱風のような感じ
・焙煎量:200g
・豆情報:コロンビア スプレモ
・焙煎度:中深煎り
・焙煎時間:23:18秒
・参照元:kenkenコーヒー
「初心者でも絶対に失敗しない焙煎」という事で、プロファイルもわかりやすく、参考にしやすいなが良いです。ちなみに使っている鍋はダイソーの片手鍋。
2ハゼまでで約23分とかなりの長時間焙煎で、ゆっくりとした進行でまさに初心者向け。
サンプルロースター(ユニオン)
・焙煎機材:ユニオンサンプルロースター(焙煎容量100g~500g)
・焙煎方式:半熱風のような感じ
・焙煎量:400g
・豆情報:コロンビア クレオパトラ
・焙煎度:中深煎り
・焙煎時間:15:10秒
・参照元:ひつじ珈琲(ひつ研)
手網焙煎の時と同じく、焙煎後に抽出してから考察もあり、再現性が良いです。
同じ焙煎機で投入量を250gで焙煎している動画もおすすめです。
ユニオンで焙煎したプロファイルにしては進行が早く、フルーティーな酸味も感じられそう。
小型焙煎機(カルディーフォーティス)
・焙煎機材:カルディ フォーティス(焙煎容量~600g※)
・焙煎方式:半熱風式
・焙煎量:200g
・豆情報:ケニア キリニャガ キウニュファクトリー ウォッシュド
・焙煎度:中深煎り
・焙煎時間:12:54秒
・参照元:kenkenコーヒー
※200g程度以上じゃないと正確な温度は測定できない
焙煎する豆のプロフィールや、投入温度、進行中のガス圧、排気など
焙煎プロファイルも詳細的に公開されています。
1ハゼに入ってからの進行はゆっくりしていてボディーの強い味わいになりそう。
小型焙煎機(ディスカバリー)
・焙煎機材:フジローヤル ディスカバリー(焙煎容量100g~250g)
・焙煎方式
・焙煎量:推定約200g
・豆情報:ブレンドにつき詳細不明
・焙煎度:中煎り
・焙煎時間:11:13秒
・参照元:ダイイチアカデミー
焙煎工程の説明ごとに解説があり、焙煎全体の流れを確認するのに○
投入温度160℃から一ハゼが終わり煎り止めまで約11分で焙煎の進行はやや早く感じるので、酸味が引き立ちそう。
業務用焙煎機(ナナハン)
・焙煎機材:ワイルド珈琲 ナナハン焙煎機(焙煎量250g〜800g)
・焙煎方式:直火式
・焙煎量:推定約400g
・豆情報:エチオピア コチャレ ナチュラル
・焙煎度:中深煎り
・焙煎時間:12:28秒
・参照元:悟理道珈琲工房
業務用焙煎機のノーカット動画は珍しく貴重なので、それだけで一見の価値あり。
火力の調整は行わず、強火で一気に焙煎するという珍しいプロファイル。
業務用焙煎機(フジ1キロ)
・焙煎機材:フジローヤル R101(焙煎容量250g~1kg)
・焙煎方式:半熱風式
・焙煎量:750g
・豆情報:コロンビア スプレモ
・焙煎度:中深煎り
・焙煎時間:約13:40秒
・ポイント:杯数分に関係なく3分以内研
・参照元:ジャパンバーテンダースクール
1分ごとの温度と、RoR(分あたりの上昇温度)とともに各工程ごとの解説があり、とてもわかりやすい、まさに教科書のような動画です。
プロファイルも早すぎず、遅すぎずといった感じでオーソドックスだと思います。
業務用焙煎機(3キロ以上)
・焙煎機材:フジローヤル 10キロ窯(焙煎容量最大9kg)
・焙煎方式:半熱風
・焙煎量:9kg
・豆情報:コロンビア サンタンデール エルセイビト農園
・焙煎度:中深煎り
・焙煎時間:19:46秒
・参照元:岩崎泰三-Coffee Journalist Taizo Iwasaki-
プロのロースターでコーヒーユーチューバーでほぼ唯一の大型の焙煎機での焙煎動画を配信している岩崎泰三さんによる動画です。
同じ容量の焙煎機を持っている方はいないかもしれませんが、泰三さんが動画内で解説する内容や、焙煎進行の様子を見るだけでも、かなり参考になると思いますので、他の動画と合わせて是非ご覧ください。
以上、8本のコーヒー焙煎動画を紹介しました。
様々な機材で材料である豆を、これまた様々なレシピ(プロファイル)で焙煎され、1つとして同じものがないという事が焙煎の難しさであり、おもしろさとも言えます。
そして、まずは機材と焙煎量の近い動画を真似てみると再現性を高めることができると思います。
先人達の動画を一つの指標として、道なき道である焙煎を理解するきっかけになれば幸いです。
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