飲んで美味しいだけじゃなく、その見た目の美しさから、根強い人気を誇る「サイフォン」について
- サイフォンとは
- サイフォンのやり方
- 使用前と使用後のお手入れ
解説していきます。
サイフォンとは
✔︎蒸気圧でお湯を押し上げ高温のお湯で浸漬する抽出方法
1840年頃にイギリスで開発されたとの説が有力です。
蒸気圧を利用してロートに上がったお湯にコーヒー粉が浸る事で抽出する「浸漬法」の一種です。
高温で抽出されるので香りが強く感じられる事が特徴ですが、なにより実験に使われるようなビーカーやロート、ランプを使って淹れられる様子は他にはない美しい抽出法だといえます。
サイフォンのやり方
✔︎お湯がロートに上がってからの撹拌と、抽出完了するまでの時間で味わいを調節
サイフォンの抽出は蒸気圧を利用して上部に装着したロートにお湯が移ることで行われます。
一見難しそうに感じますが、重要なのは以下の2点
「ロートにお湯が移ってからの攪拌」
「浸漬させる時間の長さ」
とりあえずこの2点を注意すれば再現性の高いコーヒーの抽出ができると思います。
「湯温」や「粉の挽き目」など他にもいくつか影響する要素はありますが徐々に調整していけば大丈夫です。
サイフォンの熱源
✔︎サイフォンの熱源は大きく分けて3種類
サイフォンでは最もポピュラーな熱源
取り扱いは簡単ですが、使わなくても揮発してアルコールがなくなってしまったり、火力の調節ができないなどの難点があります。
火力の調整ができ、高火力が魅力の熱源
ガス圧を調節する事で火力の調節ができ高火力。火が見えにくいので取り扱いには注意が必要です。
安全性が高く、見た目にも美しい
業務用として使われることも多く、火を使わないので安全性が高い。価格が高く、人気メーカーの物は手に入りにくいという難点も。
家で使うなら、とりあえずアルコールランプでOK
使用前の準備と交換時期
✔︎サイフォンの濾過器のネルフィルターは取り扱い注意
新品のフィルターの表面には糊が付いています。
500mlの水を沸騰させて、コーヒーの抽出カス約5gと一緒に20分程度煮る事で、糊がおちて、コーヒーの成分を馴染ませることで、使うことができます。
✔︎流水でもみ洗い、水を切って冷凍
使用後のネルフィルターは、濾過器に装着したまま、流水でもみ洗いします。
いくつか保管の方法がありますが、しっかり水を絞ってから冷凍するのが楽で便利です。
✔︎1ヶ月に一度ぐらいでフィルターを交換
濾過器に装着しているネルフィルターは使用していると目詰まりして劣化していきます。使用頻度にもよりますが1ヶ月に一度の頻度で交換しましょう。
古いフィルターをハサミで切って外したら、新しいフィルターは2本の紐を引っ張って簡単に装着できます。
まとめ
以上、サイフォンの淹れ方について解説しました。
魅せる抽出の代名詞であるサイフォンですが、見た目に美しいだけじゃないその味わいを是非体感してみてください。
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